沼の底から

友人により沼に落とされたバンギャル兼新米ヲタのブログ。掛け持ち苦手な方はご注意下さい。

ジャニーズに全く興味がなかったバンギャの私が友人にNEWS沼に突き落とされた話(前編)

さて、前回は沼の中での活動スタンスについて2000字ほどダラダラと書き連ねましたが、今回はいよいよ私が一番書きたかったお話を書いていきたいと思いますw

 

 

その名も、「ジャニーズに全く興味がなかったバンギャの私が友人にNEWS沼に突き落とされた話(前編)」

 

 

eiyaaa-gya283.hatenablog.com

 

 

(前編)ってなんだよ!!(後編)あるのかよ!!!もしかしたら(中編)とかもあるかもね!?!?!

なるべくまとめて書いていくつもりではありますが、如何せんダラダラ長文書いちゃう系ダメ人間なので、時間が有り余っている方はよろしければお付き合いいただけると幸いです!

 

 

 

 

 

 

事件が起きたのは去年のちょうど今頃だった。

私には異常にポテンシャルが高いジャニヲタの友人・Bちゃんがいた。

 

Bちゃんは何年か前の年末歌謡祭で歌う増田貴久という男に出会ってから、彼女のTwitterには毎日といっても過言ではないくらい、NEWS関連の話が挙がっていた。

「今日は海老揚げる」、「アアアアアアーーーーーー!!!エイヤーエイヤーエイヤーアァーアァーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!」、「増田さん、好き・・・」

ちなみに「海老揚げる」とは、Bちゃんが作った 「恋のABO」を聴く という意味の言葉である。

元々様子のおかしい二次元ヲタクではあったが、三次元にはまることによってこれはとんでもないことになったと思っていた。それくらい様子がおかしかったのだ。

 

彼女は当時バリバリの営業ウーマンで、それはもうすごい勢いで仕事をしており、もしかしたら友人は仕事のし過ぎでおかしくなってしまったのかもしれないとさえ思っていた。

とある日も、またある日も、Twitterを覗くと定時を過ぎてもオフィスに戻って取引先へのデータをまとめているようだった。

しかしながらその2時間後にはタイムラインが海老フライとチュムチュムインディアで埋まっている。しかも今日の彼女のランチはインドカレーだチュム。これは病気だと思った。

 

話がだいぶ逸れたが、そんな彼女と久しぶりにカラオケに行くことになった。

彼女は私がバンギャだと知っているので遠慮なくヴィジュアル系の曲を入れ、デスボイスやシャウトの真似事をしたり、

先日行ったライブを思い出しながらヘドバンしたりと自由に楽しんでいた。

そして私もまたBちゃんがジャニヲタでNEWSの沼に落ちたことは知っていたので、彼女も遠慮なくNEWSの曲を入れた。

当時の私といえば、(失礼ながら)NEWSはまだ6人だと思っていたし、メンバーの名前はおろか顔もよく知らなかった。

 

 

そんな時、BちゃんがNEWSのご本人映像のとある曲を入れた。

「Youたち、何型~?」

海老だーーーーーーーーーーー!!!!!!!海老揚げたーーーーーーー!!!!!!!!エビフリャーーーーーーーーーー!!!!!!!

内心だいぶざわつきながら、Bちゃんの歌を聴きながらぼんやりと映像を眺めていた。

 

そぅ、これがゎたしの運命の出会ぃだッた。。。。。。

 

すらりと長い手足でスーツをチャラく着こなし、襟足を伸ばしてチャラついた茶髪、チャラそうな位置の片耳ピアス。

絶賛チャラ期の小山慶一郎であった。

どこをとってもチャラい、いや、なんていうかすげえチャラい、どうしたってチャラい。

なのに目が離せなかった。

 

そんな私の異変に気付いたのか、Bちゃんが声をかけてきた。私は「この髪長い人・・・やばい・・・」としか言えなかった。

語彙力もコミュ力もないただのバンギャである。

Bちゃんは「髪の長い人?山P?」と私が言った人とは違う人を指したので、「山Pじゃない方のチャラい人!!!」と秒で否定した。

「えっ、けーちゃん?」(後から聞いたのだが、彼女はバンギャの私が落ちるとしたら中性的な顔立ちの山Pか手越だと思っていたからまあまあ驚いたらしい。)

 

その後も彼女が入れたご本人映像曲「weeeek」の映像を食い入るように見つめる私がいた。

みんな若いな、でもそんなことよりこのチャラい人脚長いなかっこいいな、そんな事を思いながら液晶を見つめる私の隣で

―――まさか彼女が私を沼に落とそうとしているなんて露程も思わなかった。

 

その後もBちゃんは深夜バスで出会った女性と一夜を過ごすあの曲やチュムチュムインディアなどご本人映像曲を次々と入れ、私もそれを食い入るように見た。

というか小山さんを食い入るように、舐め回すように見た。一瞬一秒たりとも見逃してはいけない気がして凝視した。

カラオケの退出時間が10分後に迫り、Bちゃんが最後に入れた曲は「ヒカリノシズク」だった。

さっきまであんなトンチキソング(ごめんなさい)を歌っていた彼らがこんな心に沁みる曲を歌っているのかと思うとなんだか胸が熱くなり、

私は別れ際Bちゃんに「今度CD貸していただけないかな」と口走っていた。

 

家に帰ってからも、何故か小山さんのことが頭から離れなくて悶々としていた。

気付けばGoogleで「小山慶一郎」を検索していたし、気付けば画像フォルダに小山慶一郎の画像が一晩で40枚くらい溜まっていた。

こんなチャラそうな青年がこんな真面目そうにニュース読んでるし、アラサー男性がこんな幸せそうな顔してエクレア貪るの???いや待ってかっこいいっていうかむしろ可愛くない???あれ、私もしかして彼のこと気になってる???????

細かい内容はほとんど忘れてしまったが、最初の絶賛チャラ期のチャラ山慶一郎とその後の調べで分かった小山慶一郎というアラサーアイドルの存在が私の心に居座り始めたことは紛れもない事実だった。

それから毎日Google小山慶一郎の天然エピソードまとめや画像を検索し、BちゃんがリツイートするNEWSの画像を保存し、動画を見まくってはいいね欄にまとめる作業を繰り返した。

 

その約2週間後のことだった。

Bちゃんから「ツアーのグッズどうする?うちわとかペンラとかクリアファイルとかタオルとかお写真とかあるよ」と、グッズ詳細まとめサイトのURLを添えたLINEが届いた。その時初めてアイドルのツアーグッズというものを見た私は、小山さんのことは確かに気になるけどさすがにグッズは・・・それにほら私まだそんなハマってるわけじゃないし、と丁重にお断りしたのだった。

しかし、何度も送られてきたURLを開いては閉じ開いては閉じ、相変わらず暇さえあればGoogleで「小山慶一郎」を検索しているうちに、突然沸き上がった衝動を抑えきれなくなった。

「Bちゃん、申し訳ないんだけどタオルとクリアファイルだけお願いできないかな」

仕事中だと思っていたのだが2秒くらいで既読が付き、「かしこまった」とかしこまった返信が届いた。ありがとう、今度遊ぶときにお金渡すね、と返信してアプリを閉じようとしたとき、Bちゃんから「じゃあ今度グッズ渡すときに、過去のコンサートのDVDとか観てみる?」

 

本当に今でもどうしてこんなに小山さんが気になって、こんなにも食い付いたのか分からないし覚えてもいないのだけど、光の速さで「是非お願い致します」と返したことだけは覚えている。

 

ここまでで2700字を超えてしまいえらいこっちゃになってしまったので、一旦区切ろうと思います。

 

次回、「ジャニーズに全く興味がなかったバンギャの私が友人にNEWS沼に突き落とされた話」(中編)もしくは(後編)に続く!